Updated:2025.08.07

「”Pride of We”〜LGBTQ+“知る”から“共に創る”へ〜」 を開催

WeWork Japanは、LGBTQIA+やSOGI(性的指向・性自認)に関するポリシーや社内外での啓蒙活動を強化し、多様性と包摂性のある環境づくりを推進しています。

6月19日、WeWork 赤坂グリーンクロス にて、入居メンバーの株式会社アカルクとともに、LGBTQ+への理解を深め、アライを増やすことを目的としたイベント「Pride of We”〜LGBTQ+“知る”から“共に創る”へ〜」 を開催しました。

インクルーシブな職場づくりを推進する株式会社アカルク による講演をはじめ、ワークショップ、パネルディスカッション、 参加者同士の交流会を通して、LGBTQ+について「知る」だけでなく、共に「創る」という観点から、より実践的な知識とアクションのヒントを得られる機会となりました。

<イベント概要>

Pride of We”〜LGBTQ+“知る”から“共に創る”へ〜

日時: 6月19日(木)
場所: WeWork 赤坂グリーンクロス
主催: 株式会社アカルク、WeWork Japan
登壇者:株式会社アカルク  、WeWork Japan 人事部 ダイバーシティ&インクルージョン担当 平田 大、WeWork Japan 江花 梢(ファシリテーター)

▪️性のグラデーション

はじめにアカルクよりご説明いただいたのが、性のグラデーションについてです。性には ①戸籍上の性別 ②性自認 ③性的指向 ④性表現 があり、それらは男女の2択ではなく、どちらか選べなかったり、なかったり、幅があったり、日によって異なったりと、グラデーションがあるものだということをお話しいただきました。

▪️働く場でのLGBTQ+ (ワークショップ)

職場での何気ない会話の中で、「なんでずっと独身なんですか?」「多様性の時代になったよね」「昔はひどい偏見や差別がありましたよね?」などという問いかけを想定し、それに対してどのような感想を持つかを話し合いました。「実際に言われたことがある」「自分だったら発言しないセリフ」「何か違和感があるがそれがわからない」「今の時代特有のものではないのではないか」「このセリフが誰によるものかによって感じることが変わる」といったように、自由に話し合うことで、他者の思考や自分のバイアスに気付くきっかけが生まれました。

▪️パネルディスカッション

アカルクと、WeWork Japan  人事部 ダイバーシティ&インクルージョン(D&I) 担当 平田 大 が、事前に寄せられた質問をテーマに、自社の事例を紹介しました。

Q1:多様な人材が活躍できる職場環境を整備することで、個々の能力を最大限に発揮できるようになると考えます。企業におけるD&Iの取り組みは、どのようなものがありますか?

WeWork 平田:WeWork Japan には、本イベントのタイトルにもある「Pride of We」という社内グループがあり、LGBTQ+をはじめ誰もが働きやすい環境を作る取り組みをしています。Pride 月間である6月は、レインボーの WeWork ロゴやバーチャル背景を社員向けに配布しました。また、これまで、一部拠点でトイレの表示をジェンダーニュートラルにしたり、2021年には、社内規定の配偶者の扱いを、民法が定める配偶者ではなく会社が定める配偶者に変更するなどしました。

レインボーカラーをまとった WeWork ロゴ

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アカルク :アカルクで提案しているのが、「知る」「変える」「広げる」のステップです。まずは、社員の意識調査などから現状を「知る」、その後研修などで知識を「知る」、そこからガイドラインの制定や社内規則を「変える」、そして自社の活動を他社とともに取り組んだり、イベントに参加するなど「広げる」という流れになります。

Q2:企業としての取り組みを社員に浸透させることに課題を感じています。取り組みを従業員に浸透させるためのコツや工夫はありますか?

WeWork 平田:社員の反応が薄い時ももちろんありますが、そうでない時もあります。やり続けることが大切ではないでしょうか。また、6月に配布したロゴがそうですが、デザインの力やイベントの楽しさを取り入れることも参加のハードルを下げることにつながると思います。

Q3:研修やスローガンなど表面的な取り組みにとどまってしまい、行動や文化に根づかないことが課題です。どのような工夫や取り組みをされているか知りたいです。

アカルク  :取り組みが業務や評価の一部となれば、自分事として行動しやすく、活発化しますよね。また、誰にでも365日生活があります。6月のプライド月間などイベントだけにとらわれず、日常の生活の中で繰り返し伝えていくことが必要です。

 

▪️職場でのアライの存在

最後に改めて、アカルクより、アライについてご説明いただきました。

「アライとは直訳すると支援・同盟・仲間といった意味があります。つまり、当事者に寄り添い支援や行動する人となりますが、行動しないとアライではないというわけではなく、行動したいと考えている人もアライに含まれます。そして、職場に一人いるだけで救われるというのがアライの存在です。

しかし、アライはなかなか可視化されていないため、過去のアンケートでは、職場にアライはいない、いるかわからないという人が多いことがわかりました。また自分がアライになれるかわからない、何ができるかわからない、自分の行動で誰かを傷つけてしまうのではないかと悩んでいる人も多いことがわかりました。

アライは、特に行動を表明する必要はなく、ごく当たり前の人付き合いとして、差別的発言や誤解をしている人に注意したり、自分が間違えてしまったら謝ったりと、当事者に寄り添う姿勢を持つことが大切です。

一つの経験談として、面接の時にとある会社の社長から『結婚していますか?』ではなく『パートナーはいらっしゃいますか?』と質問がありました。普段から『パートナー』という言葉を使っていることがわかり、そのような社長の経営する会社は、安心する組織が作られるのではないかと思いました。

まとめますと、アライの存在があることで、客観的な立場から声をあげ、当事者の声を代弁することができます。そしてアライが増えることは組織風土にも影響します。正しい知識を持ち、LGBTQ+の存在をいないものとせず、相談された際には話を聞き、寄り添う姿勢を持っていただければと思います。そして、レインボーパレードやLGBTQ+関連のイベントにもぜひ参加してみてください」

WeWork Japanは今後も、業界、性別、性的指向に関係なく、多様な価値観を尊重し、すべての人が自分らしく働ける働きやすい環境づくりを入居メンバーとともに進めてまいります。

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